開発状況 2018 #9
0.6.0 はプロジェクト作成の自動化と各プラットフォームでウィンドウ出して画面クリアまでが目標ですが、ぼちぼち形になってきました。
lumino-cli コマンドによるプロジェクト作成
こんなコマンドを打ちます。
$ lumino-cli HelloLumino
次のようなフォルダとファイルができます。
- Assets フォルダ
- Sources フォルダ
- Projects フォルダ
- Engine フォルダ
- HelloLumino.lnproj
- LuminoApp.sln
Assets フォルダ
音声や画像などのファイルを入れておくフォルダです。 デプロイ時にまとめてアーカイブ化して配布パッケージに含まれます。
Sources フォルダ
.cpp などのソースファイルを置いておくフォルダです。
Projects フォルダ
各ターゲットプラットフォームごとのプロジェクトファイルが入っているフォルダです。
中はさらに次のように分かれています。
例えば、LuminoApp.iOS と LuminoApp.macOS の中には xcode のプロジェクトファイル、LuminoApp.Win32 の中には VisualStudio のプロジェクトが入っています。
Engine フォルダ
Lumino のライブラリがまるごと入っています。
ビルド済みライブラリ or Luminoのソース一式(Cocos2d-x方式) は選べるようにする予定です。 プロジェクトごとに使うLuminoのバージョンを変えたり、Lumino自体をカスタマイズするような使い方を想定しています。
git などでバージョン管理するべきフォルダではないので、クローンし直しとかしたあとは $ lumino-cli restore
コマンドで Engine フォルダを復元します。
HelloLumino.lnproj と LuminoApp.sln ファイル
HelloLumino.lnproj は lumino-cli が使う情報を保存しておくためのファイルです。
LuminoApp.sln は、メインの開発環境は VisualStudio を想定しているのでサッサとプロジェクト開きたいときにダブルクリックする用です。(後でよく考える)
今後について
結局 Unity や Cocos2d-x と似たフォルダ構成になりそうです。 最初はもっと違ったのですが、特に Android、iOS あたりの開発環境の制約を受けてこんな感じになりました。仕様変更の回数がえげつないです。
えげつなさで痛めたメンタルを癒すのに他のモジュールをいじってたので、他もそこそこ進んでたりします。 Input あたりはもうすぐ出せそうだし、テストしやすさにかかわってくるので先行して入れちゃいます。